NiX グループの「金沢ゆわく小水力発電所」は、旧白雲楼河内発電所を再生するプロジェクトとして、再生を果たし2022 年4月から運転開始しています。
「旧白雲楼ホテル河内発電所の水車」が、この度、金沢市の登録文化財に認定され、2024 年10 月15 日に、水車が展示されている金沢市公園(中の園地:旧白雲楼ホテル跡地)にて、登録証交付式、祝う会を開催いたしました。
■旧白雲楼発電所について
旧白雲楼河内発電所は、白雲楼ホテルへの自家発電施設として設置された水力発電所であり、1939 年から1998 年まで、60 年あまり発電所としての役割を果たしていました。
発電所内には、「横軸フランシス水車」と「ペントン水車」の2 基が設置されており、当時の最大出力は133kW でした。
これらの水車は、昭和初期に製作された当時の姿のまま現存しており、わが国における貴重な近代化遺産といえます。
旧白雲楼河内発電所は、現在は「金沢ゆわく小水力発電所」として生まれ変わり、2022 年4 月より運転を開始しています。
水車には、旧発電所のフランシス水車を製作した電業社原動機製造所のグループ会社である(株)エコアドバンス製のポンプ逆転水車を導入しています。
■経緯
これまで、旧白雲楼河内発電所で使用されていた昭和初期製造の水車2 台(フランシス水車・ペルトン水車)は、NiX グループの手により修繕を行い、地域振興に役立てる目的で、金沢市文化財登録への登録を目指して準備してまいりました。
2024 年8 月、ゆかりある旧白雲楼ホテル跡地となる金沢市公園(中の園地)に水車展示が完了し、金沢市では初の登録有形文化財_歴史資料として、金沢市長へ答申されました。
今回、金沢市初の有形文化財として登録が決定し、この度、交付式を水車が展示されている旧白雲楼ホテル跡地にて開催することとなりました。
昭和初期の近代産業技術の発展を示す資料として、湯涌温泉地区の地域活性化・歴史伝承につながる、あらたな観光資源として活用されることが期待されます。
■関連リンク
金沢ゆわく小水力発電所
NiX JAPAN 株式会社 | NiX 管理本部 経営企画管理グループ
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