NiX JAPAN株式会社(富山市奥田新町、代表取締役社長:市森友明)を基幹事業とするNiXグループは、この度、NiXグループが開発・運営する湯谷川小水力発電所で発電した再生可能エネルギー電力を、トラッキング付非化石証書と組み合わせることにより、かねてより掲げていた「2030年までに日本国内のグループ企業の使用電力を再生可能エネルギー100%とする」目標を大幅に前倒し、2025年6月に達成いたしました。
本件は、NiXグループのサステナビリティの取り組みにおける重要なマイルストーンであり、持続可能な社会への実現と気候変動問題への貢献に向けた、当社の強いコミットメントを示すものです。
■日本国内における再生可能エネルギー利用100%スキーム
NiXグループのニックスニューエネルギー株式会社(本社:富山市奥田新町、以下「NNE」)が自社で開発・運営する湯谷川小水力発電所(以下、「本発電所」)は、富山県南砺市の世界遺産登録になっている五箇山合掌造り集落が最寄に点在する地区に位置しています。
本発電所は発電出力843kWを有し、年間発電量は4,863MWhであり、年間約2,144.7t-CO2排出量削減に貢献しています。
NNEは、本発電所で発電した再エネ電力を小売電気事業者とFIT特定卸供給契約(※1)を締結し、一般送配電事業者を通じて当該電力を供給しております。
このFIT特定卸供給契約に伴い、本発電所で発電された電力に係るトラッキング付非化石証書(※2)の取得が可能となりました。これにより、2024年度(2024年4月~2025年3月)における日本国内のNiXグループの事業活動で使用した総電力(合計653,950kWh)の全量を、カーボンオフセット方式により実質的に再生可能エネルギーへと転換し、再生可能エネルギー利用100%を達成いたしました。
■再生可能エネルギー利用100% スキーム図
■今後の展望
NiXグループは、今回の日本国内のNIXグループにおける再生可能エネルギー利用100%達成を一つの成果として位置づけると同時に、今後は海外のグループ企業も含めNiXグループ全体での再生可能エネルギー利用100%達成を目標とし、脱炭素経営をさらに加速させていきます。今後も自社事業としてエネルギー事業を展開していき、社会全体における環境負荷の低減に継続的に取り組んでまいります。
また、NiXグループは今後も脱炭素社会の実現に資する付加価値の高いソリューションを提供することで持続可能な社会の構築に貢献し、社会課題の解決と企業価値の向上を両立させる経営を通じ、サステナブルな社会に必要とされる企業になるよう取組んでまいります。
■NiXグループのサステナビリティ事業について
NiXグループは、これまで日本国内において小水力発電所3カ所、太陽光発電所1カ所を自社事業として開発・運営しており、日本国内の再生可能エネルギー普及に積極的に貢献してまいりました。
これらの日本国内の実績を基盤として、インドネシアにおいても自社事業として水力発電所の開発・運営を進めるとともに、屋根置き太陽光発電事業や環境価値の高い電動バイクへの転換を進めるため、電動バイク販売・レンタル、バッテリーステーション運営事業をインドネシアで展開しています。今後も事業開発を通して、日本・インドネシア両国の脱炭素社会の実現に向けて貢献してまいります。
(※3) 本表における出力は、いずれも出資比率に関わらず、認可出力(100%)で記載しています。
NiX JAPAN 株式会社 | NiX 管理本部 経営企画管理グループ
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