富山市の市有地貸付の太陽光発電所(発電所名:NiX 八尾ソーラーパワー) の完成に伴い、平成26 年10 月20 日(月)に竣工式を行いました。
本発電事業は、富山市環境モデル都市行動計画に基づく施策の一環として公募により採択された民間事業者(NiX JAPAN) が、太陽光発電設備(定格出力1,260kW) の設置・運営を行うことにより、富山市の再生可能エネルギー普及促進と地域の活性化の一翼を担うものであります。
北陸地域では、日照時間が太平洋側に比べて少ない問題や積雪への対応などのコストアップ要因があります。加えて今回の発電サイトは、飛び地(北側ブロック、南側ブロック) で、かつ地形が長方形で無いことでありました。
当社は、独自の工夫として、高性能の最新型630kw 容量のパワーコンディショナーを2 台採用し、パネル容量との最適な配置をシミュレーションにより見出し、日中の発電量に一部出力制限を設けながらも、トータルで効率的な発電量を得ることが可能となっています。
また、採土跡地である地盤の特質を活かした地中打ち込み式積雪対応架台の採用により大幅なコストダウンが可能となり、北陸地方のコストアップ要因と発電効率のトレードオフをクリアした積雪山間克服型のNiX モデルとして構築しました。
コスト的には太平洋側に近いレベルにまで抑制(27.5 万円/kW) し、早期の回収(14 年前後) が可能であります。当社のエネルギーマネジメント事業の稼動発電所、第1号案件として、平成26 年5 月に着工、このたび10 月20 日(売電開始は10 月1 日より) に竣工いたしました。
平成26年10月21日付 建設工業新聞の詳細記事はこちら
NiX JAPAN 株式会社 | NiX 管理本部 経営企画管理グループ