環状線セントラムが開業してから約3週間、京都大学の藤井聡先生が視察を兼ねて富山を訪れました。(というかお呼びいたしました・・・(笑))
弊社の30周年記念式典以来の富山となりますが、その際のご活躍のお陰で最近富山での用事が増えました。
・富山市まちづくりセミナー講師
・伊藤忠商事富山支店関連企業関係の講演
・○○○○鉄道様の創立○○周年記念講演 などなど・・・・。
先生、くれぐれもお体ご自愛ください(笑)。
今では地方都市の公共交通活性化政策ではリーダー的な存在になった富山市です。
市長が成し遂げた成果は本当にすばらしいものがあり、一市民として誇りにさえ思います。
一方で、公共交通サービスレベルの向上とあわせて、使う・使われることに感心を向けることも必要かと思い、モビリティマネジメント(MM)の第一人者である藤井先生にその辺りのお話を市長にしていただければと思い、大変僭越ながら今回の面談を企画しました。
市長にはご多忙のところ、1時間もお時間をとっていただきまして大変恐縮です。
どのような話になるのかと、少し心配をしておりましたが、そこは才あるお二人、やはり考え方は非常に共通するものがあり、とても感銘を受けました。
市長は公共交通とまちづくりに関してかなり先見の目を持っておられるのは当然ですが、かつ既に自らMM的なことを実施されていました。
これには藤井先生も筆者もびっくり・・・。
市長も藤井先生のMMのお話には大変興味をもたれたようで、やはり今後の交通政策はサービスレベルの向上とあわせて、一人一人の意識に働きかけるコミュニケーション施策を中心として多様な施策に取り組む必要があるとの見解で一致しました。
つまり利用者側の意識改革も必要であると・・・・。
行政トップと交通政策研究第一人者の対談、鋭い観察力と考え方、そして卓越した表現力、とてもすばらしい機会に同席させていただいたことに感謝いたします。
最近「コンクリートから人へ」の大合唱で、少し元気を無くしていた筆者ですが、
何か底知れぬエネルギーをいただいた気分です。
富山市は今後MMを実施するには絶好のフィールドであることは間違いありません。
サービスレベルの向上とMMを組み合わせて、富山市の公共交通の利用が促進され、さらには中心市街地の活性化につながることを願ってやみません。
実は私自身もセントラムには初乗車・・・・。
これでいろんな人にお話(自慢??)ができるようになりました(笑)。
森市長、そして藤井先生、本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
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