京都大学大学院工学研究科教授の藤井聡先生が2度にわたり富山を来訪され、モビリティ・マネジメントについて講演されました。
2月11日の富山地方鉄道創立80周年記念講演会、2月13日の富山市まちづくりセミナーで、藤井聡先生が富山を来訪され、モビリティ・マネジメントの講演会を聞くことができました。
モビリティ・マネジメントとは、様々な交通上の課題の解決に向けて、一人一人の意識に働きかけるコミュニケーション施策を中心として多様な施策を実施していくものです。
例えば1,000ccの自動車を所持するだけで、維持費に1日約2,000円/日かかるなどの情報を提供し、自動車に過度に頼らない意識と行動の変革を促すものです。
モビリティ・マネジメントを通して、自動車で郊外へ出かけるライフスタイルから公共交通でまちなかへ出かけるライフスタイルへと転換し、まちを元気づけることが期待できます。
また、モビリティ・マネジメントの効果は、一人一人の意識に働きかけ、行動に変化をもたらすものであり、その効果は何年も続くそうです。
モビリティ・マネジメントの必要性や効果について熱く語りかける藤井先生の講演は、楽しく、大変興味深いものでした。
また、富山地方鉄道創立80周年記念講演会では、高校生が2名質問するなど、公共交通への関心の高さに驚きました。
なお、藤井教授には、2009年6月5日の当社創立30周年記念式典にて記念講演を頂いています。
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