弊社が会員になっている(社)管路診断コンサルタント協会の講習が開催されました。
名古屋での初開催ということでしたが、会員の他、自治体の職員様も多く出席されており、大変な盛況でした。
村岡会長、巽技術顧問、協会の皆様、お疲れ様でした。
自治体職員の出席者の多さでもわかるように、やはり国の下水道施設の長寿命化支援制度に非常に関心が集まっていました。
平成26年度以降は、長寿命化計画を立案していないと、管路や施設の改築・修繕に補助金が出なくなるからです。
弊社は先に新聞報道もされましたが、北陸地区では初となる長寿命化計画を策定することができました。
数年前から協会を通じていろいろ勉強してきたおかげだと思います。
さて、長寿命化計画ですが、計画策定のポイントは、管路や設備の劣化及び回復をどのように想定するか(計画上どのように設定するか)ということにあります。
本日もその件に関して、マルコフ連鎖理論等の説明がありましたが、なかなかこれといったスタンダード手法が無いのが現状です。
国土交通省のほうも、長寿命化支援制度の手引きにおいて、そのあたりは詳しく説明していません。
各自治体の考え方をいろいろ集めている段階でしょう。
いずれにしても、長寿命化計画策定がより本格化してくれば、ある一定の考え方が示される??のでしょう。
このあたりは、橋梁長寿命化と同じような状況にあると思います。
このように指針が無い不透明な状況ですが、そうであるからこそコンサルタントとしての能力が試される、とも言えます。
NIXはこれからも、そんな不透明な部分に「挑戦」していきます。
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