本日発注者の方が弊社をご訪問されました。
一昨年弊社で実施した浸水対策事業としての社会実験のモデルの見学です。
近年の集中豪雨や局地的なゲリラ豪雨対策としての事業ですが、予算があれば、当然ハード的な対策、すなわち水路増補や回収、調整池の設置などが最も効果的であるのは間違いありません。
しかし、年度の予算執行額に制限がある以上、完全な防災は難しく、その完成年度まで、減災という観点でのソフト対策として、写真のような床下浸水を軽減する装置を考案したのであります。
写真のモデルはわかりにくいですが、床下の土間換気口と、玄関先の止水板をイメージしており、実際に水を注水し、その効果を目視しているところであります。
一昨年に某下水道局のお仕事で作成したモデルですが、今回は別の部局のお客様が対象となります。
ニーズは同じであり、浸水対策が完了するまで時間がかかりますので、その間に洪水が発生した場合、このような対策を実施し、少しでも被害を軽減することと、住民の皆様への意識啓発としての目的もあるわけです。
前回実験における住民の皆様の評価は上々でしたが、今回は如何でしょうか。
もちろん、大雨が発生せず、このような対策が必要がないことが一番なのですが。
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