年度末の土曜日は恒例の富山市まちづくりセミナー。
今回でもう3年目になります。
弊社も少しですがお手伝いさせていただいてます。
1月24日は日本大学理工学部社会交通工学科 天野光一先生の景観に関するお話でした。
ちなみに弊社からは5名受講させていただきました。
「国土づくり、景観づくり、陥りやすい間違ったデザイン」
という題目で、公共インフラ整備に携わる我々としては、非常に参考になったとともに、「陥りやすい間違ったデザイン」・・・・のご紹介には、
うーん....我々が設計したものももしや・・・・・
と思わせる内容もありました。
また各都市における主要街路は、「目抜き通り」といった観点から、景観に配慮されて計画されていることを、あらためて認識しました。
通りの向こうには、なにかその都市のシンボル的なものが見えるようにと。
富山ではやはり立山ですが、立山を前方見えるように設計された街路はあるのでしょうか??
また、富山でのトランジットモール構想を研究題材にされていたということもお聞きしました。トランジットモールを整備するには、その場所の交通の分散が課題になるのですが、富山には中心市街地にはしっかりとした街路が整備されているため、路面電車が残されていることもあわせて、全国の主要都市の中では最もポテンシャルが高いとのことでした。
公共施設のデザインには、すばらしいものもありますが、非常に微妙なものの多くあるのも事実です。
「例えば遊園地等の民間のデザインならば、ユーザーはその遊園地に行くかどうかを選択できる。道路や橋梁のような公共デザインに関しては、ユーザー側に選択権はなく、必然的に使用しなければならない。公共デザインはそのような観点で捕らえなければならない」
とおっしゃっておられました。非常に説得力のあるお言葉でした。都市公園などの公共デザインを手がける企業として、大変勉強になった一日でした。
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