前京都大学准教授、中野剛志さんと再会です。都内？の某所？・・・。
４月に富山で開催された経済同友会全国セミナー以来です。
ご存知の方も多いとは思いますが、6月から旧職場である経◯産◯省にお戻りです。

7月21日に富山県技術士会総会にて、「公共投資で経済成長」というお題で講演を依頼しております。
今回はその打ち合わせもかねて（別の用件がメインですがここでは・・・・）、再会となった訳です。
富山県技術士会の総会ごときにわざわざ中野さんがご講演にきていただきくことは、大変恐縮なことでしたが、ご本人には快諾をいただきました。
筆者も中野さんを呼ぶつもりなど全くなかったのですが、某技術士会において中野さんの公共投資で経済成長（レジームチェンジともいいますが・・・）のお話を某技術士にしたところ、これがなかなか理解されない場面に出くわしました。
少しでも脳みそが回転する人間であれば、30分話せば筆者のような稚拙な説明でも理解できる内容なのですが、これが50過ぎの左翼系技術士ともなると、考えが凝り固まっているうえに、頭の回転数も落ち込んできているということで、全く理解しようとしません。（自分たちの商売にも関わる話なのに、なんと自虐的なのでしょう。私も技術士ですが、この資格取得者にはろくな奴がいません）
そのような経緯もあり、筆者自身多少なりとも頭にきていたこともあり、今回わざわざお呼びすることとなりました。中野節がさく裂すること間違いなしでしょう（筆者も多少悪趣味ですが・・・）。

我々40代前半より若い世代で建設セクターに就職した者は、経済成長すなわち自社のマーケットが拡大することを経験したことのない、近年では珍しい世代です。
就職してから今までずっとマーケットや相対的な報酬が減り続けてきたのですから。一方で50代以上の建設セクターの人間は、経済やマーケットが急成長するとってもいい時代を過ごしてきておられます。
それにもかかわらず、今後公共投資で経済成長すするロジックを否定的、自虐的にとらえるのですがら、この世代は自分たちだけが良い思いをし、この後の業界の成長は否定するという、かなり自己中心的なお考えをお持ちの方々です（皆さんとはいいませんが、技術士にはそういう人間がたくさんいます。
たぶんそのような人間が前回の衆議院選挙で現与党に投票するというおよそ建設業界にいる人間としてはあるまじき蛮行に至ったことは、容易に想像がつきますが・・・・）。
是非今回の中野先生の話を聞いて、少しでもお考えを改めていただくことを願います。

さて、その後所用で富山県赤坂会館に向かう途中、「高橋是清記念公園」なるものを見つけました。
会館のすぐ近くにあったのですね。今まで何度も通っていたのに全く気が付きませんでした。

ダルマ蔵相と言われた大正時代の政治家であり、デフレ時代に大規模な財政出動を実施し、デフレを脱却させた有名な方です。デフレ脱却後のインフレーション下では緊縮財政を実施し、軍部の反発をかい、2.26事件で暗殺されてしまいますが・・・。

現在に必要な政治家は高橋是清です。中野さん、藤井先生が高橋是清とダブって見えるのは私だけでしょうか・・・。
NiXは公共投資で経済成長する時代がくることを信じています。