本日は朝からクレーム報告会です。
我々はコンサルタントという技術サービス業ですが、完璧な仕事というものは、そうそうあるものではありません。
どの判断基準で完璧というのかという問題もありますが、Aさんが見れば優秀、Bさんが見れば普通ということもあるのです。
ただ、どなたが見ても明らかに不具合がある、といったことだけは避けなければなりません。
今回は、直接お客様からいただきたクレームの報告および対処後の結果報告です。
一つは橋の設計において、設計図面と現地との位置ズレが発生したものです。
明らかに弊社の単純ミスです。幸いにすぐに図面、構造計算などを現地にあわせて修正し、工事中止期間も極力少なくすることができました。
あってはならないミスですので、いろいろチェック体制を強化しなけらばなりません。
二つ目は公共施設のGISの電子台帳の不具合で、現地とシステムの中身の整合がとれていないというものです。
これも単純にお借りする台帳を設計と実際のものを取り違えたとか、いろいろ要因はあるのですが、やはりお客様に収める以上、こちらでしっかりとチェックが必要です。
以上、二つのクレーム案件はお客様に甚大なご迷惑をおかけすることなく対処できているのですが、大切なことはなぜこのような不具合が発生したか、つぎから発生しないようにするにはどうすればいいのかということです。
一人の技術者の単純ミス、その技術者の責任、そんなことでは企業は成り立ちませんし、企業というものは、人間誰しもが犯すミスを組織で防ぐ、そしては一人の技術者を決して悪者ににしてはいけないのです。
当然最後に責任をとるのはトップですが・・・。
ニックスは当たり前ですが、そのような企業を目指しています。
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