人や車、鉄道、ライフラインなど、安全・快適に移動するための交通空間の中で重要な役割を担う橋梁。これまで培ってきたノウハウと最新の技術を活用し、経済性、維持管理性、耐震性に優れた構造物であることはもちろん、地域の環境や将来像を考慮し、新たな橋梁の計画・設計を行います。
また、部材数が多く、あらゆる条件下で常に荷重を受ける構造物である橋梁は、損傷も多種多様であるため、定期的な点検と見つかった損傷の補修を効果的に行うための長寿命化計画を考えなければいけません。特に、古い橋梁は、交通環境の変化による耐荷性能不足への補強や、震災の教訓より得た耐震対策などの補強を行う必要があるため、長寿命化という時代ニーズに応えた劣化診断や損傷診断により、長期間にわたる安全性の確保、大規模地震に対する耐震補強を提案しています。
道路橋・歩道橋をはじめ、あらゆる橋梁の予備から詳細な設計に至るまで最適な工法を選定し設計を行います。
橋梁予備設計
東京都区内 瑞江大橋
橋梁詳細設計・橋梁詳細設計
東京都区内 春江橋
豊富な実績から得た多くの耐震設計ノウハウにより、大規模地震に対する安全性の確保が必要な橋梁の耐震設計を行います。
中央自動車道 府中高架橋
橋脚耐震補強設計・非線形動的解析
相模原市 三井大橋
非線形静的解析（荷重漸増解析）・非線形動的解析
高度経済成長期に急速かつ大量に建設された道路ストックの要となる、橋梁は老朽化が顕著となってきています。橋梁の長寿命化修繕計画の策定を支援します。
長く使用されてきた橋梁は、機能を維持するため、点検や詳細調査を実施し、対策が必要な損傷等に対して補修対策を行っていく必要があります。また、機能の向上を図るため、床版の補強や橋梁の連続化、拡幅や改築等が必要な橋梁も多数存在します。このような橋梁保全に関わることについても これまでの実績から得た多くのノウハウにより最適な補修・補強工法を選定の上詳細設計を行います。
お客様の他にも関係者が多く多岐にわたるため、迅速な合意形成等には事業等を正確にわかりやすく伝える必要があります。そこにBIM/CIM モデルによるシミュレーションや仮想体験を積極的に利用しています。また、設計段階で作成された3次元モデルを用いて工事の進捗状況等をわかりやすく”見える化”する４Dにも取り組んでいます。このように、DXを効果的に活用して設計の品質確保や施工・維持管理段階の生産性向上・高度化を推進しています。
落橋防止システム 橋脚取付部のCIMモデル
落橋防止システム 橋脚取付部及び箱桁内補強のCIMモデル
歩道橋撤去設計
4D事例 動画
